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2014年7年19日 三加茂(四国・徳島県)
7月18日。突然出現した巨大な『明石海峡大橋』に疲れも吹っ飛びテンションアップ!すげ〜迫力です。
天気予報とエリア情報はがっちり下調べをしたものの,四国に渡る橋が何本あるかも理解してないまま,とりあえず走る。
MIXIの渦潮写真は,実は見たつもりになったポスターでした(ごめんね)
新潟の高速まで2時間の予定が,地すべり迂回路の影響もあって遅れ,料金所通過は深夜割引きタイムリミットの4時5秒前!奇跡の一瞬でした。(これで3割引4000円程違う)
最初は北陸・近畿方面の予定だったのです。獅子吼とか立山とか勝山,池田山。岩屋はちょっと遠いかな〜なんて話してました。
ところが梅雨前線がいつまでも消えないどころか,寒気が入って大雨予報,曇り空ですらない。雨のパラツアーなんてやることないし,京都から橋一本渡れば晴れ区域も近いんじゃね?と,次第に正常な感覚が低下していくのでした。
で,唯一晴れ(曇り)マークの四国目指して片道1000kmのドライブに出発したのです。
昼過ぎに到着したのは徳島県三好市のVANスカイスポーツさん
午前中はいい感じで飛べてたとのことですが,昼頃から風が怪しくなったのでフライトは見合わせです。でも丁寧にエリアの説明をしてくれました。
翌日は早朝7時からフライト予定ということで,早めにホテルにチェックイン。焼肉で乾杯!
←元々はパラのために整備してくれたLDだそうですが,今ではほぼサッカー場。まだ日が高いうちからビールを飲み出すおっさん約2名。
ここから19日
薄い雲が張って時々ポツっと落ちてきそうな空ですが,風は前から入って穏やか。
水の丸TOは広くて横に3機並べられ,トップランも出来るほど。体験タンデムのお客さんが大勢いて早朝から動き出したので,我々もぶっ飛び上等で構わずフライトです。
このエリアの特徴はとにかく雄大。
高低差が1000mでLDまでの距離が7km。ぶっ飛びでも20分かかります。(白鷹から睦橋までくらいかな?)
LD付近は東西に川が流れていて,午後はバレーウインドーで強まることもあるそうですが,1000mであたるサーマルなので膨張して穏やかになっているとのこと。フライト確率が高そうなエリアです。
出たらコース取りに気をつけて尾根に沿って前に出します。
高さがあってもLDが遠いのがプレッシャーになって,あまり山際で粘る気になれない。ってゆーか,穏やかにブッ飛んでくるのもいいかな〜なんて思ってしまう雰囲気。
曇りベースで,タンデムの他に地元パイロットが少なかったせいもあるかも。
尾根の先端まで来て振り返るとこんな感じ。TOは奥に見える黒っぽいところ。結構遠い感じがします。この写真の上端にシグマが写っていますが小さくて見えません。
午後のフライトではあちこちで積乱雲ぽいのができてきて,サーマルはあるけど上げる気にもならず,あっさり目です。
送電線を余裕を持って越せなくなったら(滅多にないそうですが)手前に緊急ランディングがあります。
←写真に写ってますが,説明を聞かないとどこなのかわかりません。十分な幅と長さがあるのに,あえて(地上の目からは)隠しているような。。。
メインのランディング場。朝はいなかったのに,降りる頃からサッカーの練習準備が始まってました(やっぱ休日は練習しないとね)
上から見る川がとても綺麗。堤防の脇にある竹林も安心感があります。でもそこに沈すると引っかからずに下まで落ちるとか。そして安心してハーネスを脱ぐとビョ〜ンと・・・・(笑)
地元の人はパラグライダーを見慣れているらしく,降りてきても気にもしない。見上げもせずにせっせとラインを引くお父さん「はいはい,ごめんなさいよ〜」って雰囲気でした。
芝生のコートはサッカーにお譲りしてショップ脇の滑走路に変更。堤防の中段の平らな部分で幅1.5m程ですが,長いし風はほぼ正面なので意外と降ろし易い。堤防の上や河川敷内の空き地にも降ろせます。
地元民でも考えられないという3本のフライトで満足。ぶっ飛び20分でも車の回収は40分。3本で2時間乗ってたことになる(これだけで疲れました)
さてこの後は,またまたエリア選びに迷った末にイチかバチかの選択。そして思いもよらない展開と奇跡の出会いがあるのでした・・・・続く