調子に乗って「フライトレポート」
        初ソアリングの巻
   
                         1998.2.13

                                                      
庄内スカイスポーツクラブ
JF7GGS 
ggs@sky.email.ne.jp

13日の金曜日,でも暦は大安。おいらの読みでは,今日は強風が残り明日の土曜日がいい風。でも一応布団の中から177へ確認してみると・・・・・・・移動性高気圧におおわれてきて,朝のうち北西の風がやや強く,その後西の風(結構いい天気になりそう)明日になると南東の風になるらしい。思ったより前線の通過が早かったようで,これは今日しかないと思い直す。急きょ,かみさんに断り(午後の幼稚園お迎え・留守番予定をキャンセルしてヒンシュクをかう)電話でまだ寝ていたUEEの在宅を確認し,いざ鶴岡へ。
9時30分頃,まだ曇っている鶴岡着,風は強そう。(内陸はもう晴れて来ていたのに)一応由良へ向かうが,どう見ても強い。30Km/hはありそうだし,白波もあるし,雲も切れそうな雰囲気ではないし,数時間で落ち着きそうな気配はない。これは今日も空振りかなとイヤーな感じになる。今年は一度もキャノピーを広げていないことに気付き,湯の浜へ移動して「立ち上げ」の練習を試みるが,風で「バタバタ状態」。あきらめて高坂へ帰り昼食,壊れた吹き流しを作り直してもらって,14時過ぎ頃再度由良へ。

由良の風はいつの間にか落ちていて,今度はもしかしたら弱過ぎて上がれないのではという心配が・・・・・・・・・しかし平日なのに,良さそうになると必ずどこからか集まってくるメンバーに感心する。(チャイナさん・佐藤さん・本間さん・菅原さん)UEEが早速下のT/Oから出て上げいき,チャイナさんもスタンバイ。ここでおいらは,今日のチャンスを逃さないよう上まで担ぎ上げることにする。(はやる気持で登るのは非常につらいが・・・・・・・・)テイクオフの準備ができ,クロスハンドで出る前に確認した時間が15時ちょうど。

[ここからフライトモード]
出て直ぐ,テイクオフ前でも上がっていくのが分かった。そのまま左へ行き,南はじの谷の前でターンして戻ってきた時にはテイクオフよりかなり高くなっていた。(あとで思えば出るタイミングも結構良かったようだ)ひざにつけた「ポンコツバリオ」も調子良く上昇音を出していた。それから何回か振っているうちに約200mまで上がり,UEE・チャイナさんの位置を気にしながら飛ぶ。その後,下のテイクオフから本間さん・菅原さんが上げて来て,5機になり,その位置関係を把握することに気を使う。

おいらが飛んでいる場所は,テイクオフ前南側のメインの斜面。ここが安定して上がるし,他へ移動する余裕もないし,油断すると高度が落ちてくるので,この斜面にくっついているしかないという感じ。でもいい場所に「ずらっーと」いて皆さんに迷惑をかけたのかもしれない。そのためか,本間さんが降りチャイナさんが降り菅原さんも降りてしまう。おいらも高度が落ち,降りるしかないかなと思っていた所へ,UEEから長く飛ぶようにねばれとのアドバイス。斜面に引っ付いているうちにまたまた上げの風が吹いて,(下の吹き流しは弱いけど,時々サーマルブローが入るという感じ?)どうにかレベルを維持する。

その後,UEEが降りてメガネの佐藤さんがテイクオフ,同じ紫のブギー2機で飛ぶ。(UPのデモフライトみたい?)UEEからの指示で,とにかく接触しないように,そして高度を維持する事に気をつけてフライト。風は時々上がる時があるが,徐々に弱くなっている感じ。
寒さを感じる暇もなく飛んでいたが,ついに上げきれなくなって降りたのが16時。今年の冬の目標だった「1時間滞空」を達成したことで大満足しました。佐藤さんも初ソアリングだったそうで,その後もしばらく降りてこない。(気持はよく分かります)

[今日の反省モード]
1,前半ハーネスの収まりがイマイチで腹筋が疲れた。長時間飛ぶなら楽な姿勢を取れるよう調整すべし。
2,何回も何回もターンすることで少し良くなったが,体重移動をしっかりかけたターンを心掛けるべし。また,重心の位置や上昇風を考えてターンをいろいろ試してみたい。
3,他の人の位置を常に確認し,向かい合って接近しないようにターンのタイミングを合わせる事。(狭いリッジでも北と南を使い分けるという方法も聞きました。)

パらを始めて半年で待望の初ソアリングが出来たのは最高。今日の反省を生かして次回はもっと高くもっと長く飛ぶぞ!!