超ナイスな休暇 
由良3時間〜油戸へ 
 
        
1998.10.9(金)                                                   
庄内スカイスポーツクラブ
JF7GGS 
ggs@sky.email.ne.jp

天気図を見て期待したとおり,今日は由良の日。(等圧線はほぼ南北に直線で間隔は広く西高東低)由良の風は少し南っぽい西風(テイクオフ前では正面),下では弱いかなと思うほどの風だが,テイクオフではちゃんと吹いていた。

UEEに続いてテイクオフしたのが11時11分,風はすこぶる安定していて,ばかチョン的に上げて250mを確認した。その後,UEEと二人でソアリングしながら,片翼つぶし・両翼端つぶし・ピッチング・ローリングと練習。UEEは当初,山を越えてクロカンに向かう予定だったが結局行かないでしまう。2時間近く飛んでから,チャイナさんも来てソアリング。UEEはテイクオフ下にトップランディングにて休憩。

北側の岬には何度か行くが,上げがなさそうですぐに戻るパターン。南のトンネル山にも行こうと何度もチャレンジするが,向かい風で行けない。(全然進まない。)アクセルを踏んでもローラー間に10センチ程度の余裕があり,フルアクセルになっていないことに気づく。その後少し南が強くなってくる。

メインの斜面南側付近で,しばらくバリオが鳴り続け,(斜面から前に出ても+2m/sが続き外れると下がるのでサーマルと気づく)そこで大きく回していたら,320mを記録。それまで2時間以上飛んでても,最高高度は始めの頃の250mだったので,舞い上がってしまい,すごく近くに見えた北斜面に向かう。(チャイナさんが上げている場所)
北の手前のボールで上げがあったので,そこで回していたら370m(本日最高)まで上がる。この頃は高さがあるので余裕で帰れると思っていたし,山越しに見える庄内平野の写真などをのんきに撮ったりしていた。・・・その後,チャイナさんが回している油戸手前の大きなボールが上がりそうと向ってしまい,そこで南側を向いたらなんと帰れそうにない。(全然進まない)メインの斜面から南のトンネル山までも行けなかったのに,油戸からメインの斜面まではもっとずっと遠い。

油戸のトンネルの上で200m以上あったが,砂浜に降ろすことを決意してチャイナさんに無線連絡。油戸集落の上で結構すごいローターの中を飛びながら砂浜に出て,(ズブズブ落とされて,届かないのかとあせる・・・)一応上手くランディングする。降りた時間で14時15分。・・・ちょうど3時間でした。その頃到着した本間さんに回収してもらう。

今日の反省。

1,風や地形の読み方
最初の頃,南風が強くない頃なら,北のボールも南のトンネル山も行って帰ってこれたとの事。(UEEの無線バッテリー切れは痛い)どちらもタイミングと様子を見ながらというのが大事らしいが,その様子というのが良く分からない。コースの取り方については,斜面をなめてくる向かい風に向かっても進まないが,あの場合でも良いコースを選べば帰ってこれたのかもしれない。(無事に帰れたチャイナさんとは,グライダーの性能差だけでは無いと思う)あと,高度があるうちに油戸の砂浜に降ろすと決めたのは良かったが,山側に入らずに海に出てから向かえばローターの影響は少なかったはず。一度降ろしたので今後も(降ろしたくはないが)いざという時の余裕になると思う。それから,メイン南側のサーマルから出ないで粘っていたら,どれくらい上がっていたのか? 時間帯もちょうどいいし,あちこちうろうろしないで,高度を保ったままで待っているとサーマルに当たる確率が大きいのではないかと感じた。

2,片翼・両翼端つぶし
片側の3本を引いて大きくつぶしてみたのは初めて。大きな挙動変化は無かったが,回復するのにちょっとワンテンポ遅れるようで,引っかかるのかと思ってドキドキした。あと両翼端つぶしで,ラインを両手で束ねて引いてみてうまく出来たし,そのままアクセルを踏んでもちゃんと飛ぶのを経験した。

本当に久々のソアリングで,たまりに溜まったものがスカッとしました。(降りたくなくて粘り過ぎたため,腹筋が少し痛い)これから冬期にかけて,もっと地形や風を読んで,上手な飛びが出来るように頑張りたい。