由良 ブルース初飛び  
 1999.4.30.(金)

                                                       
庄内スカイスポーツクラブ
JF7GGS 
ggs@sky.email.ne.jp

(一緒に飛んだ人  チャイナさん・菅原さん・ヒロシ君・本間さん・岡崎さん)

初の機体ということで10時頃から月山牧場で練習した後,由良へ移動。
由良では正面やや南の風が強く白波一面の状態が,昼過ぎ頃から落ちついてくる。

 ● 目標・注意した事
機体に慣れること。(そのためには1時間ぐらい飛びたい)牧場での練習から注意した事は,
  1,立ち上げ前に機体を形よく広げる。(意外と重要)
  2,クロスで上げたらちゃんと止めてから振り返る。
  3,しっかり体重移動をしてターンする。
  4,ヨウの動きで翼端だけ先に行かないように注意する。
  5,ランディングではブレークコードを手に巻く。(ちょっと長めのため)
 ● 初めて使用したバリオのデータ
     テイクオフ時間 14:03  フライト時間 1時間21分
     最大高度268m 最大上昇率+5.1m/s 最大沈下率−3.4m/s
上げ下げのデータが数字ではっきり表示・記憶されるのですごくいい。最大上昇率の5.1というのは,飛んで早々にメインの斜面のほぼ頂上付近で記録。小さく強いサーマルの中心に入ったようで,いきなり短時間グッグッと上がったと思ったらバリオの表示が黒くなっていた。最大沈下は両翼端折りした時のもの。気になるのは,フライト後に高度表示に40mの違いがあったが,短時間でそんなに変わるのか疑問。(今度は高度計をもう一つ持って飛んでみようかな)
 ● 浮きの良さについて
練習機のブギーと比べると,すごく浮きがいい感じ(当然か)。上げ直すのも早く出来たし,ランディングではなかなか降りない。
 ● 旋回性について
360゜旋回時にあまり風下に流されずに小回りが出来る。ブギーでは,ハングのフレアターンに近い感じで,外側のブレークを当てた時にグッと小回り出来るが,そのまま続けると逆に旋回が止まってしまう(失速気味に)という感じだったが,ブルースでは体重移動をしていれば,外側のテンションをかけたままでも小回りしてくれるという感じ。これが練習機とスポーツ機との違いだろうか。(あるいはMからSサイズにしたので翼面荷重やスピードの違いもあるのかな?)
 ● スピード・アクセルについて
北側の岬で高さ220mから,向かい風の中を海の上を通って南のトンネル山の横まで移動し,150mの高度が残った。また,エスケープ菅原氏が近くにいた時に,アクセルを踏むのを見て一緒に踏んでみたが,あまり差があるという感じが無かった。さすがに性能がいいみたいでうれしい。
 ● 翼端折り
恐る恐る翼端を少しだけ折ってみたが,いきなり旋回に入るような事は無いようで,調子に乗って両翼端を折ってみる(大きく折るのはちょっと恐いのでパス)。翼端はラインを離しただけでは戻らずに(ブレークの操作ではすぐ戻る)そのままS字ターンも出来た。また,翼端を折るために手を延ばそうと体を起こしただけで,沈下率が結構大きくなる事を発見。(空気抵抗の影響か?今まであまり気にしてなかったが,飛ぶ姿勢も大事)
 ● 感想・反省
新しい機体の初フライトで1時間以上も飛ぶ事が出来て大満足,心配したよりも容易に操作できる機体だと思う。だいぶ感じが分かったような気がするが,まだまだ乗りこなすには程遠い。今日は南よりのため北側斜面に上げが無かったが,今後もいろんな状況を経験し,その中で飛び方を判断しながらこの機体を使いこなせるようにしたい。