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2009年8月29〜30日  木崎湖セフティセミナー
写真中央の緑の屋根の大きな建物が温泉&プールの『ゆーぷる』です。今回は金曜深夜に出発し,長野経由でなんと長井から4時間半で着きました(1000円も嬉しい)。この駐車場で仮眠していると6時頃からお客さんが・・・この次は朝風呂ですなぁ。(黒部観光ホテル・・・通称『クロカン』ってのもあります)

天気は絶望的な感じだったので,ショップ二階で開催していた群馬県連のEN認証試験上映会に乱入させていただきました。
ところが,昼前から雨があがり,いけるかもしれないと管理人さんの判断。フリーで飛ぼうかという話になりかけるものの,『飛べるならぜひレスキューを投げたい』とお願いして・・・マヌーバスタートです。
上の写真は,小雨が少し残る中を一番で飛び出していった管理人さんです。(試乗機ですから)

結局,昼過ぎからは急速に回復してきて,たくさんの方が飛ぶことができました。
これは2日目の写真で,私ではありません。
(私が投げた時の様子をビデオに撮ってもらいましたが,ファイル形式が違って編集できず,mixiにだけアップしました)
緊急パラシュートで落ちながら,機体を畳んでいきます。機体が生きていると,下方向に引っ張る力が発生したり,回りだしてレスキューに干渉したりします。
この方は水面5m位の高さからハーネスを脱いで飛び込みました。(ラインが絡まないためにということですが,真似をしてはいけません)
LD脇には水没した機体を乾かすための物干しがあります。初日はエスジだけでしたが,2日目には大勢(5〜6機)利用しました。日照と風があったので,機体は2時間位で乾いてしまいました。

今回のレスキュー開傘で気づいたこと。
まずは,機体を回収するためにはそれなりのやり方があって,しかもかなり力が要るということ。今回はブレークで潰したのを片手でキープしながら,Dを手繰り寄せました。(片方のブレークを離すと回りだすので難しいです)

次に,ロガロタイプのレスキューには進行方向があってツイストする場合があるということ(今回も後ろ向きでした)。自分が回れば直るのですが,ツイスト部の上には届かないので無理です。レスキューが開いてから頭上に来るまでに結構時間がかかっていますが(パラとの綱引き状態かな),前向きだったらもっと早いかもしれません。
またビーマーのトグルはかなり高いところにあり,パラのトグルのように外すのではなく,下に引くだけの構造になっていること。(←写真)今回は指先がやっと届き,引こうとしましたがコントロールまではできませんでした。(でもビデオでは着水直前に少し曲がってるようです)ツイストしてもラインはライザーの中を通っているのでコントロールできるのかもしれません。

あと,レスキューの落下速度は意外と速くて,地面に落ちる場合には上手く転がって受身をとらないとケガをすると思います。水の上だから安心して練習できるのですが,水中ではラインが足に絡むしハーネスの背中部分が浮こうとするので,前に浮きを着けていないと溺れます。
ビーマーは製造中止になったようですが,ロガロタイプのレスキューとしては,スカイパラグライダースでSKY DRIVEという製品を出しています。
今回たまたま使っている方もいて話を聞くことができました。キャノピーとの干渉などを心配する声も聞きましたが,操作できるというメリットは大きいかもしれません。

レスキューもほぼ乾いて立ち上げもしてみました。(帰ってから自宅のマイ乾燥室でしばらく下げておきます)
すぐにリパックは無理なので2日目はハーネス一式お借りして,次のステップへ・・・
2日目のTOは雲の中でこんな感じ。湖は微かに見えるし飛び出してしまえばすぐに視界が開けます。

ドキドキしながら,『初フル・ストール』に挑戦!一応,無事に回復しましたが・・・【ビビッタ〜 怖かった〜】
飛ぶ前に何度も手順を確認してイメージトレーニングを繰り返したのに,想像以上に激しい動きでした。前を見る余裕なんかなくて,どっちが上かも分からなくなるし,リリースした時のシューティングも速いし(タイミングを間違えば足の下か〜?),1−2だから安心なんて言えるものじゃないです。無線誘導無しで自分で完璧にできるようになるまでは20本位の練習が必要だとか・・・次の課題が見えてきたかな?
映像をサットつないでみました。
やってる人は激しい操作でも,遠目に見ると穏やかそうに見えたりします。
最後の方は北風が強めになったのに高度処理中にファイナル旋回して,気がついたら届かない高さになっていたそうです。片足は桟橋についたのですが・・・,続きはご想像にお任せ(笑)です。
どうしても見たい人はアクセススカイのパソコンに入っています。(一番笑った人が次の番だとか・・・)