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2016年 3月 27日  白鷹
空は快晴,夜中の星空も綺麗だった。放射冷却で最低気温は氷点下。凍った雪の上はバリバリで歩き易く,鳥海山の練習と思えばちょうどいい。
あれこれと荷物が増えてしまったけど,それほど重さは感じなかった。
鳥の声だけが聞こえる静かな山間を熊鈴を響かせて歩く。凄く爽やかな気持ちになれた。前日のスノーモービルの跡に,時おり真新しい動物の足跡。
朝日があたると,気温が上昇するのが体感できる。日陰とは雪質も違ってくる。
汗をかき過ぎないように服装と歩くペースを調整。先日ゲットしたモンベルのアウターは軽くて暖かいのでお気に入り。
約90分でTOに到着。
登り始めはキツイと思ったけど,トータルではそれほどでもない。(1日たっても大きな後遺症は出てないし,いい運動レベルかな)
風は弱めで,時折四方から入ってくる。8:30頃でサーマルが出始めた感じ。
少し休憩をとり,1便目が上がってくるのを待ってテークオフ。
朝一発目のサーマルを捕まえるトレーニングって言えばカッコイイと思ったけど今日は失敗。
まだ育ちきってないサーマルだったけど,上手くすれば上げられたはず。あたったのにあえなく前に出してしまった。
今日担ぎ上げたのはミニパラじゃなくてS字君。(意外かな?)選択にはおいらなりの思いがあって,強い時はG・渋い時はSなんて決っているわけじゃない。
実は重さはほとんど変わらない。きちっと畳めば同じくらいの大きさになってリバースザックに入るのも確認できた。
ただ,飛びが鈍く感じてしまうのはミニパラ病のせいか。
10時頃,TO前から新山平にかけて穏やかそうにソアリングしてた。
いつの間にか降りていたシグティさんに感想を聞いたら「そろそろ荒れてきそうな感じ」とか。その辺の判断が良いですね〜
でも「そろそろ」とは「まだ大丈夫」という意味にうけとりたい俺。降りたら「まだ大丈夫だった?」と念をおされた。
2本目の昼前にはやっぱりサーマルが育っていて,出てすぐはじかれて揺らされながら飛んでいくように見える機体。LDには強めのブローが入ってきたというし,ちょっと心配になったりする。
で,出てみたらやっぱり強烈な上昇で逃げ腰。しかもランディング付近からサーマルが出ていて,とっても怪しい雰囲気。そっか,そこに降ろさなきゃよかったのかも。
LDから立ち上がるサーマルはドキドキもの。ベテランさんはそんな荒れ具合も楽しんでるように降りてくるけどね。
降りたいのに〜と言いながら1400mまで上がっていく人もいたし,荒れてくるのが分かっているから登らないという組長さんもいたりする。
これからの季節,しばらくはこんなコンディションが増えるかも。穏やかな朝一番のトレーニングを今年のスタイルにしようかな。
今日のランディング場での一コマ。(ハードクラッシュしてもケガはしてない)痛くないように柔らかく降りたいね。
一部早送りしてるのでLDのサーマルが分かり易いかと。持ち上げられても慌てずに上手く降りてた。