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2016年 4月 16日  南陽
11時頃までは雲が多く穏やかなぶっ飛びコンディション。ブローが入ってきたのを感じて,試乗機キュアに軽めで乗る東京帰りさんに続いてS字君で飛び出した。
一発で当たったサーマルで上げるのって気持ちいい。2人が上がるのを見て,それまでまったりしてたテークオフも動き出した様子。
高層雲の晴れ間のサーマルなので穏やかだけど,意外としっかり上がった。強くてゴツゴツした奴よりこういうのが好きだったりする。(メンタルにやさしいサーマル?)
減率が良くて2500mまで上がる予報なんて,ちょっとドキドキしてたからね。
一緒に上がって後ろに流したキュアさん。高つむじの上で上がっているようには見えなくて,十分一の上に留まっている俺の方が高くなった。で,あっちには行かなかったんだけど気がつけば逆転,失敗したなぁ〜
でも,機体の性能が良いとか軽めだからなんて言い訳はしない。この後,烏帽子山まで2往復してたし,マジで腕の差ですね。
すぐそこに見える烏帽子山の桜。直線で2.5km,対地高度が700mもあれば余裕で行って来れるじゃんと思ったのはログを見てから。もう少し上げ直したら行こうと思ってる間にバブルサーマルを見失った。
降りてからキュアさんを見てると右手の丘でも桜の上でも平地の田んぼでも上げ直しできてたみたい。
絶好のチャンスだったのに,来年の桜時期まで反省だな。
この前から山形新聞でもシリーズ掲載みたいになっている車椅子でのフライト(今日は校長の一人乗り練習)飛ぶところを初めてみたけど,結構ドキドキもの。
   
飛ぶにはお手伝いさんが必要だけど,車椅子に乗ったまま空を飛べるチャンスがあるのは素晴らしいと思う。
(ここからの3枚は黄金バットさんの動画からお借りしました。ありがとねー)

2本目はグースをチョイス。
すると,渋いのでS字の方が良いんじゃないのかと言ってくれる人がいたり,グースでソアリングできるのか(したことあるのか)と言ってきたり,最小沈下率はどれくらいで落ちていくのかと聞いてきたり・・・
ん〜,グースの凄さを知らない人や誤解してる人達がまだまだいっぱいいるのかも。
グースは翼面積を小さくしただけの「ミニパラグライダー」ではなくて「ミニグライダー」なのです。詳しくはPW誌2014年10月号の26頁に設計者トム君のインタビューがあるので読んでね。
ちなみに,ミニといっても投影面積が17uもあって一緒に飛んでるハングは12〜13u。こっちの方が小回りできるので,ハングが上がるサーマルなら上がらない訳がない。
で,そんなことを言うより見てもらった方が早いと頑張って回した。
バットさんの動画では,最初の頃は下を飛んでるけど上げ負けたなんて思ってなくて,大きい機体が降りてからも平地の低いところから粘って上げ直すことができた。
どっちが良く飛ぶかという話じゃなくて,ダイレクトな操作感やサーマルでの旋回がとても楽しく飛べる道具なのです(パラグライダーとは別の乗り物と思った方が良いかも)
で,機体選択の根拠も聞かれたけど,それはおいらの秘密の拘り。今日の1本目S字,2本目グースはどっちも楽しかったし正解だと思う。
こちらは最近グースデビューした宮城パイロットさん。緑色のグースはこの辺ではよく見かけるけど,実は世界に2機しかない大きさも特別なレアモデルらしい。

着々と増えているリトルクラウド愛好者。いい飛び見せて,おいらも欲しいよ〜と思わせてあげよう!
こちらは,ACBさんで扱うスカイパラグライダーの試乗機。【2016最新EN-Bハイパフォーマンス機APOLLO 3Line/3Risers/3Dハイブリッド・シャークノーズ採用の滑空比10+ 軽量Mサイズ4.6kgとアクセル100%でも沈下が驚異的に少なく最速57km/h】
好印象のメーカーだけど,当分は購入予定がないので試乗は遠慮しておいた。
フライト中にS字君のライザーのテンションをチェックしてみたら,Dはゆるゆる,Cはちょっと,Bはしっかり,Aはがっちりで購入時と変わりない。ラインが縮んでいた人もいるので時々チェックしなきゃ(来年は点検だな)