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2017年 9月 16日   白鷹
おいらのお役目はウインドダミー。飛べれば何でもいいのだが,簡単に降りないでソアリングしろとの指令。こういうこと言われるとプレッシャーになるんだよな。だって雲が増えて日差しもなくなってきたし,前に出た人は何も当たらずにLDへ沈んでいったばかり。
南へ行ってみろという声や第2前が良さそうとか,まっすぐ新山平へ出てみては?とか迷うところ。
出てみたら正面の半島先でサーマルヒット。お約束の場所だけど,サーマルというより雲の吸い上げっぽい。ちょっと上がると低くて真黒な雲が接近してくる。
頑張って回す必要もなく明るい方向を意識しながら前に出したんだ。
山から離れて一本松付近まで来ると南側の空は明るくていい感じ。鮎茶屋付近から雲が沸いてくるけど何時でも南へ逃げられる安心感で,雲に入ったり出たリブロッケンを探したりしながら楽しく飛んでいた。
振り返るとTOやLDが雲のあっち側で(雲の方が低くて)見えない。こういうのってなんか微妙な不安感。
選手の皆さんはどうなんだろうと戻ってみると,TOから新山平付近まで雲の影に入ってサーマルがなかったらしい。ヘロヘロ〜って降りていく機体が多数。そんなのを見ていたら,おいらもリフトを見失って降りてしまった。
降りた皆さんはさっさとリフフライトへ。おいらもTOスタッフのお仕事の為に機体を持って便乗。(もう一本飛ぶ気満々だったりする)
昼からはLD上空付近でガーグルが出来ていた。フォロー気味の第1をパスして第2から出て行った人もいたらしい。ちなみに第3からも出られる風で何人か飛んで行った。TOが3か所もあるとスタッフも大変なんだよな。一応おいらも仕事をしたということで。
雲が多くて渋いタイミングもあったけど,ゴールへ届いた人がいたらしいということで大会成立かな。
ところで前から思っていたんだけど,出るタイミングを選手自身に判断させるような方向にすればもっと競技が面白くなるんじゃないかな〜。今は,上がるタイミングを主催者側(?)が判断して,良くなったからハイどうぞ!って。出れば上がると信じて選手はどんどん出ていくだけ。まぁ,速さを競う競技だと割り切ればそれもありかもしれないけど。ちなみに今日なんかはもう1時間早くゲートを開けても全然OKだったと思う。タスクは早い時間に決まってたし,コンディションの変化を予想して自分で決める戦略というのもあるはず。