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2019年 7月13日  白鷹
数日前までは絶望的な雨予報だったけど,この時期の予報は難しくて直前になって変わることも珍しくない。昨日の朝から雨マークが消えて,午後には晴れマークも出てきた。結果してかなり良いコンディションの大会日和。ウインドダミーも(おいらは別として)ただでは降りないベテランさんが集まってきた。
今日のコンディションはかなり面白い。大会もよかったけど,それとは別に考えて朝一のダミー時間帯がなんもと言えない感じ。
南側は明るいのに北側は低い雲に覆われてLDも見えない状態。その境界あたりをウロウロしていると穏やかでしっかり上がるリフト帯があったのさ。
そんなコンディションなら片手を放して写真撮影をしたくなる。近くにいる機体を気にしながら,雲に入ったり出たりして自分の影をパチッと。
なんか癒されるなぁ〜
雲に近づいて明るい方向が見えなくなり元気に上がり過ぎる時にはアクセル踏みながら翼端を折る。グースのラインを交換してから初めての翼端折りも問題なし。
ただ,LD方向の雲がどう見ても低過ぎて(地面より低い?)あまり気持ちが良くなく,視界が開いたタイミングで降ろしてしまった。
昼頃には次第に雲底が上がり,12時のゲートオープンで次々に飛び出す選手たち。どこでも上がる状態で好きな位置で上空待機。12:45のタスクスタートで一斉にレース開始。
おいらが心配したのはパイロンの西黒森がふもとまでガスの中じゃないのかということ。朝はそうだったんだけど結果は大丈夫だったっす。
エリアにはそれぞれ特徴があって,だからこそ他所に飛びに行くのが面白いと思うんだけど,今回の白鷹は参加者にその魅力というか地理的な特徴を充分に教えてくれたと思う。
大きな谷の中で北と南の風がぶつかってて,片側は青空サーマルで高く上がっても片側では暗い雲が押し寄せてくる。その境界がこれだけはっきりしているエリアってあるだろうか。雲を見下ろしながら飛べるってなかなか無いと思う。
今回はゲートオープンからの時間も長くコンディションも良かったのでスタッフも余裕でレース観賞や応援ができた。
選手たちはいろいろドラマもあったようだけど,ゴール者多数で大会成功!数日前の予報ではこんな結果になるとは思いもよらなかったけど,白鷹マジックに万歳だね!