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2020年2月16日  サイチャ(台湾)ツアー  フライト3日目
公園の近くの路上には朝市が出る。と言っても道端に勝手に広げて売ってる感じ。写真のような果物はまだましな方で,よく分からない野菜なんかもある。言葉は通じなくても数字が書いてあるので値段は分かるけど買ってみる気になれず。
すぐ近くの陸上競技場が市民の早朝ジョギング・ウォーキングに解放されてたのは素晴らしい。日本だと鍵がかかっているイメージだけど見習うべきでは!
朝は穏やかな風で,ちょっと粘っているうちに上がってきた。朝から高い雲をみて,昼過ぎから強くなるかもしれないので早めに飛んでた方がいいとアドバイスをくれたのは世界のシン様。それが当たるのだから,さすがです。それにしても台湾らしいガスって穏やかマッタリなコンディションにはならなかったな〜
丁寧に回してTO南側で1000mほど。オレンジキョンさんも調子良さそうに上げてくる。沖の雲はこんな感じに見えるが良さそうと思うか怪しいと思うか。
一緒に回してたシン様は尾根の裏の方へ流しながら上げていった。後で聞いたらリーサードのサーマルが良かったのだとか。上がるのは見てたけどね〜 おいらはソッチには行きたくないのw
そこに見えるのが三地山のトップ。もうちょい上げたら行ってみようと思っていたところで,サーマルがキツイというか荒れた部分に当たって,どっちだろうと探してるうちにドシンク帯にハマってしまった。しかも進まない感じでテークオフ方向へ逃げてみる。
テーク前にはサーマルがあったけど,俺的には「何だこりゃ〜!」な風。この頃飛び出した数機がTOとLD間でズブズブなのを見て前に出してお先にランディング。
間もなく雲の発達が怪しい感じとの無線,見上げれば沖から真っ黒に発達した雲が近寄ってた。
三地山から朝日に行ってたキョンさんも,高い所を飛んでいたk爺さんも翼端折り。折っても上がるし前に出なかったとかで,アクセル踏んだこの態勢でしばらく頑張ってた。
皆さん次々と着陸。地表も強めの風が入ってきてショート気味。広〜いランディング場の遠目に降ろした人が多かったみたい。
うちらのメンバー全員がさっさと降ろしたことに地元スタッフが感心してたとか。
昼頃に小雨交じりの強風になったけど,その後また落ち着いてきて飛べそうな雰囲気。準備しようとしたところでよく見るとまたまた怪しい雲が発達してた。前線通過の影響かも。黄色いリトルクラウドさんは飛んで行ったけどね。
川の向うに見えるのが軽飛行機の滑走路,すぐ近くに見える。
穏やかになってきたと思ってもこんな雲が広がったりする空。風はかなり強めで,沖の方では雨が降ってるように見えるところもあった。
このテークオフは中央部に土を盛ったらしく昔よりは勾配がついて出易くなっている。
体験タンデムはチャンスがあればどんどん飛び出す。しばらく飛んでトップランしてお客を代えてまた飛ぶなんてこともやっていた。中には失敗することもあるけど,慣れたものでベルトを投げてやって引っ張り上げる。ワンちゃんも嬉しそうに救助(ひやかし?)に走っていくんだ。
夕方は収まって飛べるかもしれないとの話もあったが,飛びたい人を残して観光へ。エリアからはさほど遠くない原住民族文化園。台湾の歴史や文化を分かり易く解説してくれたガイド兼通訳のウーさんは素晴らしいっす。
ここにはつり橋が多い。一番でかい橋は渡らなかったけど近場のところで一枚。門に写っている蛇は咬まれたら100歩で死ぬという100歩蛇。地元の神様(ご先祖様)と信じられてて絶対殺しちゃダメなんだとか。
  
ここから 2020年2月17日  台湾観光 
ピントンの朝は霧雨状態。日中は次第に回復してくる予報もあったけど,フライトは無しで台湾観光と割り切った。最初の目的地は台南市の赤嵌樓(せきかんろう),オランダ人によって築城された旧跡。オレンジのジャケットがガイドのウーさん。このあたり出身で日本の大学を出られたとか。いろんな知識がある方です。それにしても前日までは30℃もあったので軽装で行ったら寒かった。
次に寄ったのが祀典武廟。台湾各地に建つ関帝廟(三国志の関羽将軍を祀った寺廟)の総本山。興味を持ったのが実物大という写真左の大太刀。比較対象がなくて分かり難いが3m程あったかな。重さは百斤(約60kg)もあって,これを片手で振り回してたなんて本当かい。キングダムの王騎将軍の「矛」にそっくりで,アニメではいくらなんでも大きく描き過ぎだろうと思ってたけど,大将軍になるには身長が2m必要だったらしいし,実際にとんでもなく大きかったのかもしれない。
台南の林(ハヤシ)百貨店でお土産を見た後,高雄の仏光山仏陀紀念館に移動。スケールがとても大きくて敷地面積は100ヘクタールとか。左右に写っている建物は7階建ての塔で,正面奥に鎮座しているのが仏光大仏。ここにはチベットのラマ僧から贈られた仏牙舎利が供養されているらしく,その手前のピラミッドのような地下宮殿にはスマホから車まで現代生活用品がタイムカプセル的に保管されているのだとか。なんかすごいものを見せてもらった。
最終日18日は早朝にホテルを出て,高雄空港を7:05に出発。雲の上まで上がると3952mの玉山(旧新高山)らしき山並みが見えた。今回は新型コロナウイルスで大騒ぎの中,何とか無事に帰ることができてホッとする。期間中には他エリアで残念な事故があり,とても他人事とは思えず亡くなられた方のご冥福をお祈りしたい。
台湾は最近日本人に人気でブームになっているが,パラグライダーのフライトだけでなくいろんな面で魅力的な国だと思う。またチャンスがあったら来てみたい。