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2021年 7月 25日  鬼首
あまり確率が良くないと言われるオニコウベ,この連休中は毎日飛べたらしい。そして今日は昨日までに比べても良さげな予報。白鷹方面からは6名ものパイロットが押し掛けたのれす。
ゴンドラで上がり第1TOから飛び出したのは鬼首出身でエリアを知り尽くしたニビューク姐さん,さすがの飛びですだ。
ここのテークオフはちょっと狭い。左側にはリフトがあって正面にはブッシュもある。(ゲレンデは最近使ってないのかな〜。リフトも錆びて横の枝が伸びて以前よりも狭くなったような)
しかも風が弱くてほぼ無風の難しい条件だが,Mティさんはフロント一発で決めて飛び出していく。
正面の藪を気にして真ん中を走ろうとすると右翼端が枝にぶつかる。BGD姐さん,翼端を枝にこすっても力強いダッシュで駆け抜けて飛んで行ってしまった。ちょっとドキドキだったけど無事飛べて結果オーライ。ヤブに向かって走り,浮きそうになる頃に軽く右に寄せていくのがコツなのか。なかなか難しいというか白鷹や十分一のテークオフが恵まれ過ぎか。
みんなのテークを見送っておいらは最後に飛び出した。しだいに風が入ってきてたし,テーク前に穏やかなサーマルもできていたのでラッキー。
テークオフは写真真ん中の伐採地。狭いけど傾斜はある。良い風が前から入ってくることはあまりないのかもしれない。
向かって左にはゴンドラの鉄塔,土日休日しか営業しないらしいが,今日は結構賑わっていた。
出て左手にはこんな感じの尾根がつながっていて,その先には1261mの禿(カムロ)岳。そこまで飛んで行くのが一つのステータスになっていて,風の悪い日にはなかなか行けないのだが,今日みたいな日は意外にすんなりと行けてしまう。下に見える牧草地もプレッシャーがないのだス(降ろしちゃいけない場所もあるけどね)
あまり急がず,途中のサーマルで丁寧に回しながらどうにかカムロに届いたど〜
ここまで来れば穏やかに上がるリッジサーマル&今日は雲の吸い上げもあった。荒れてる感じはなく雄大な景色を堪能しながらソアリングだス。
この斜面は迫力がある。大きな木がないので結構近くまで寄せられるが,万が一引っかかったりしたら大変なことになる。行ったことがないけどヨーロッパの山並みってこんな感じかな。
尾根より上がると裏側は山形県。最上町から新庄市方面が見える。麓までつながる牧草地はかなり近く見えて,フォローに乗ってあっち側まで飛んで行っても降ろせるところはたくさんある感じ。そんなことはしないけどね。
1本目で90分ほど飛んでもう満足かと思ったのに,もっと飛ぶという人にお付き合いの2本目。今度はゴンドラに乗らず,第1とカムロの間にある花立峠から。ここは登山道のわきで,丁度降りてきた小学生たちの注目の的。走るスペースがないフラットな地形だが,強めの風に合わせてカッコ良く飛びたいものだズね。
1本目よりも良い風。出てすぐ尾根沿いに左に向かえば禿岳トップアウト〜
しかも大きめの雲が出来ててやさしく吸い上げてくれた。調子に乗って雲中にならないように雲のヘリあたりを飛んでいた。
カムロからエリア全景を望む。右手に尾根がつながっていてその上のサーマルを拾いながら前に出す。第1のあっち側も飛びたかったけど今日は届かず。
ランディングはプールの上の広場。今日は下側から上側に吹く風向きなので全然問題なく降ろしやすい。プールの手前にはゲレンデがあって練習場になっているのでそっちに降ろしても問題ないらしい。そして何より嬉しいのがレストハウスで生ビールが飲める。こんなエリアはなかなかないと思う。飛んだ後の冷たいビールは最高!運転手さんお疲れ様ですた。
今日の足跡。尾根の上を飛んでるだけだけど,下のテークオフから上の禿岳の北までは8km位かな。スケールがでかくてとっても感動するエリアなのですダ。
東風で雲底が高くなきゃ飛べないのでなかなかチャンスは多くないと思うけど,また飛びに行ってみたいエリアっす。