『由良（ゆら）海岸にて』
久しぶりに更新した古い写真第１０号は，庄内の名物エリア「由良（ゆら）海岸」。黄緑色のハンググライダーの名前は，たしか「ＡＺＵＲ（アズール）」で，パイロットは酒田のＭ田さんだったと思います。
このハングがＪＨＦの登録リストに登録されたのが１９８２年（昭和５７年）なので，撮影もその頃だったかと。
下水処理場や電柱＆電線がなく，現在よりもはるかに飛び易いエリアでした。（岩場に岩ノリ採りのコンクリート舗装もなく，綺麗な海岸だったんですね。）
最近，白波というのはどんなのかと聞かれたけど，こんなのです。
海面に見える白い三角波，これが一面にあるということは，風速７〜８ｍ／ｓ以上の風が吹いているはず。機体の先端と両脇を３人でサポートして，離した瞬間に垂直に上昇する動きが印象に残っています。パイロットも腕が疲れるほど引きながら飛んでいたとか。３０年以上も前ですが，強い風の中でも飛んでいたのですね。
海抜３０ｍ程の高さから飛び立ち，雲まで上げ荒倉山を越えて庄内平野へ。月山の麓の牧場まで飛んだ人もいました。（のちにハング会のトップパイロットになったＤモンさん，ここの出身です）
参考までに↓は現在の写真。
建物や電線や砂防ダムまでできて雰囲気は変わりましたが，リッジで遊べる素直な海風は健在。極上の風で癒しのソアリングができる素晴らしいエリアです。
